+TIC (プラスチック)
皆さんよく使っているビニール傘。突然の雨にとりあえず雨凌ぎで安ければなんでもいいという感覚がありませんか?強い雨や台風が過ぎ去った街並みに、ビニール傘が乱雑に捨てられている光景も少なくはありません。ビニール傘が多く存在する日本では需要が満たされると、その価値は終わってしまう『使い捨て』という常識が染みついてしまっています。また従来のビニール傘は、金属やプラスチックの複合材を接着剤や針金で頑強に取り付けているため、分解が困難でリサイクルに向かず、ほとんどが埋め立て処理されています。
“錆びない。風に強い。長く使える。”
『+TIC』はプラスチックの単一素材でできており骨には繊維強化プラスチックを採用しているので、強い風を受け止め壊れにくく、そして金属不使用のため錆びません。風速15メートルの強風にも耐えられる丈夫さが特徴です。万が一壊れてしまった場合でも、生地や部材を取り替え、修理しながら長く使用することができます。
現在稼働している廃棄物焼却炉の多くは800℃以上での焼却が可能となり、プラスチック製品は可燃ごみとされている自治体が多くなっています。プラスチックは800℃以上で完全燃焼させれば有害物質は発生しないという科学的知見が確立し、法律も2001年に改正されています。原理的には+TIC は素材がプラスチック単一であるため、燃えるごみや資源ごみとして処分できるようになっています。
上記の数値は、現在『+TIC』を一般ごみ(可燃ごみ)として廃棄できる確率となります。なぜ、オープラスチック傘なのに可燃ごみ廃棄することが出来ないのか?私たちは、自治体に直接問い合わせをし、いくつかのご意見をいただきました。
いただいたご意見を踏まえ、弊社では引き続き傘に関連した環境問題の解決へ向けて取り組みを続けてまいります。